光のもとでⅠ
お昼も朝と同じお雑炊を食べて、薬を飲んで寝る。
何を考えるでもなく、ご飯を食べたらお薬を飲んで寝るを繰り返していた。
それが良かったのか、夕方になると三十七度三分まで熱が下がり、身体を起こせるようになる。とはいえ、まだ微熱という体温のためお風呂に入るのは許されず、タオルをお湯で湿らせたもので顔を拭いたり身体を拭いたりしてサッパリした。
夕飯まで勉強しようとラグに座り教科書を広げる。と、ドアポーチが開く音がし、インターホンが鳴った。
「蒼兄……?」
それにしては帰ってくるのが早い気がする。
時計を見ればまだ五時過ぎだし、蒼兄がインターホンを押すこと自体がまずない。
誰だろうと思っていると、唯兄が部屋に顔を出した。
「司っちが来たよっ!」
「え?」
「だから、司っちだってば」
何を考えるでもなく、ご飯を食べたらお薬を飲んで寝るを繰り返していた。
それが良かったのか、夕方になると三十七度三分まで熱が下がり、身体を起こせるようになる。とはいえ、まだ微熱という体温のためお風呂に入るのは許されず、タオルをお湯で湿らせたもので顔を拭いたり身体を拭いたりしてサッパリした。
夕飯まで勉強しようとラグに座り教科書を広げる。と、ドアポーチが開く音がし、インターホンが鳴った。
「蒼兄……?」
それにしては帰ってくるのが早い気がする。
時計を見ればまだ五時過ぎだし、蒼兄がインターホンを押すこと自体がまずない。
誰だろうと思っていると、唯兄が部屋に顔を出した。
「司っちが来たよっ!」
「え?」
「だから、司っちだってば」