光のもとでⅠ
「あのね、お薬がお部屋にあるの」
『わかった。すぐに持っていく』
蒼兄はピルケースと一緒にお水を持ってきてくれた。
渡された薬をそのまま飲む。
唯兄と蒼兄が何か話をしていた気がするけれど、残念ながら私の記憶はそこで途切れている。
眠くて眠くて、どうがんばっても瞼が下がってきてしまうのだ。
どうやって横になったのかも覚えてない。
でも、唯兄の手だけはしっかりと握っていたと思う。
その夜、私はとても不思議な夢を見た。
お姉さんに、「ありがとう」と飛び切りの笑顔で言われる夢。
明日起きたら唯兄に話さなくちゃ――。
『わかった。すぐに持っていく』
蒼兄はピルケースと一緒にお水を持ってきてくれた。
渡された薬をそのまま飲む。
唯兄と蒼兄が何か話をしていた気がするけれど、残念ながら私の記憶はそこで途切れている。
眠くて眠くて、どうがんばっても瞼が下がってきてしまうのだ。
どうやって横になったのかも覚えてない。
でも、唯兄の手だけはしっかりと握っていたと思う。
その夜、私はとても不思議な夢を見た。
お姉さんに、「ありがとう」と飛び切りの笑顔で言われる夢。
明日起きたら唯兄に話さなくちゃ――。