光のもとでⅠ
俺たちの視線が翠に集ると、
「「キスマークっっっ!?」」
御園生さんと海斗が声を揃えた。
俺は声を発することもできなかった。
息を呑むとはこういうことを言うのかもしれない。
うなじにキスマーク――こんなことをするのは秋兄しかいないだろう。
「やだっ、見ないでっ。みんな部屋から出ていってっっっ」
首を押さえてベッドの上で蹲る翠の声は、絶叫に近いものがあった。
「……悪い、ふたりとも先に出ててもらえる?」
御園生さんに言われて、俺と海斗は部屋を出た。
後ろ手にドアを閉めるも、自分が呼吸をできているのかすらわからなかった。
「秋兄……最後まではしてないよな?」
海斗がなんとも言えない表情で訊いてきたけど、訊かれても困る。
むしろ、そんなことは訊いてくれるな――。
「「キスマークっっっ!?」」
御園生さんと海斗が声を揃えた。
俺は声を発することもできなかった。
息を呑むとはこういうことを言うのかもしれない。
うなじにキスマーク――こんなことをするのは秋兄しかいないだろう。
「やだっ、見ないでっ。みんな部屋から出ていってっっっ」
首を押さえてベッドの上で蹲る翠の声は、絶叫に近いものがあった。
「……悪い、ふたりとも先に出ててもらえる?」
御園生さんに言われて、俺と海斗は部屋を出た。
後ろ手にドアを閉めるも、自分が呼吸をできているのかすらわからなかった。
「秋兄……最後まではしてないよな?」
海斗がなんとも言えない表情で訊いてきたけど、訊かれても困る。
むしろ、そんなことは訊いてくれるな――。