光のもとでⅠ
「飲み物用意するけれど、ハーブティーでいいかしら?」
訊かれて、三人とも頷いた。
栞さんがキッチンへ入っていくのを見届けると、
「次、俺が行くわ」
佐野が名乗りをあげた。
「えっ? なんでっ!?」
飛鳥が訊いたけど、私も訊きたかった。
「女ふたり挟んだあとの最後とか超恐怖……」
冷や汗でもかきそうな顔をして佐野が言う。
「……一理あるわね」
そこは少し同情を見せる。
「桃華、私たちはふたり同時でも良くない? 同性だしさ」
「それもそうね。じゃ、キリのいいところで佐野と海斗に声をかけるわ」
こんな会話で順番は決まった。
問題は、自分が何を答えるか、だ。
私は――。
ふと頭に浮かんだのが蒼樹さんだった。
訊かれて、三人とも頷いた。
栞さんがキッチンへ入っていくのを見届けると、
「次、俺が行くわ」
佐野が名乗りをあげた。
「えっ? なんでっ!?」
飛鳥が訊いたけど、私も訊きたかった。
「女ふたり挟んだあとの最後とか超恐怖……」
冷や汗でもかきそうな顔をして佐野が言う。
「……一理あるわね」
そこは少し同情を見せる。
「桃華、私たちはふたり同時でも良くない? 同性だしさ」
「それもそうね。じゃ、キリのいいところで佐野と海斗に声をかけるわ」
こんな会話で順番は決まった。
問題は、自分が何を答えるか、だ。
私は――。
ふと頭に浮かんだのが蒼樹さんだった。