光のもとでⅠ
「質問です。それでなんで私が相手なのでしょう」
思わず真横を向いて蒼樹さんの顔を見てしまう。
「君以外に思いつかなかったから?」
そんな言葉と共に視線を合わせられる。
「意味がわかりません……」
頬に熱を持つのがわかって、髪の毛で隠すように下を向いた。
というか、正直、その真っ直ぐな視線に目を合わせていられなかった。
「意味……か。俺、モデルのバイト経験なんてないし、ましてや初めての仕事がウェディングのパンフレット。仮にも挙式の形をとるわけですよ。それになんとも思ってない人と並びたくないからっていうのが理由」
もっとわけがわからない。
だって、そんなこと言われたら期待しちゃうじゃないっ。
「勘違いするようなこと言わないでくださいっ」
桃華、冷静になりなさい。この人はあの天然翠葉のお兄さんだし、絶対に何かの間違いよ。
「……勘違いしていいよ」
……え?
思わず真横を向いて蒼樹さんの顔を見てしまう。
「君以外に思いつかなかったから?」
そんな言葉と共に視線を合わせられる。
「意味がわかりません……」
頬に熱を持つのがわかって、髪の毛で隠すように下を向いた。
というか、正直、その真っ直ぐな視線に目を合わせていられなかった。
「意味……か。俺、モデルのバイト経験なんてないし、ましてや初めての仕事がウェディングのパンフレット。仮にも挙式の形をとるわけですよ。それになんとも思ってない人と並びたくないからっていうのが理由」
もっとわけがわからない。
だって、そんなこと言われたら期待しちゃうじゃないっ。
「勘違いするようなこと言わないでくださいっ」
桃華、冷静になりなさい。この人はあの天然翠葉のお兄さんだし、絶対に何かの間違いよ。
「……勘違いしていいよ」
……え?