光のもとでⅠ
待ち合わせ場所が病院……?
それに他言無用って……。
ずいぶんと不気味な内容じゃないか。
「どうしたん?」
環に声をかけられ、周りの音が耳に入りだした。
「ちょっと急用……」
「妹さん?」
「そんなとこ。……環、悪いんだけど、教授の資料整理代わってもらえないか?」
「珍しいな? 今まで誰かに代わってもらうなんてしなかったのに」
「……頼めない?」
「いいよ。その代わり、今度桃華ちゃん紹介しろよ」
それはちょっと――。
「悪い、それは無理……」
「おまえってなんでそんなにガード固いのよ。妹のことといい、妹の友達といい」
「いや、妹はただかわいいから悪い虫をつけたくないだけ……」
「ひでぇ言われよう……」
げんなりとした顔をしたが、環はすぐに悪魔のような笑みを浮かべる。
それに他言無用って……。
ずいぶんと不気味な内容じゃないか。
「どうしたん?」
環に声をかけられ、周りの音が耳に入りだした。
「ちょっと急用……」
「妹さん?」
「そんなとこ。……環、悪いんだけど、教授の資料整理代わってもらえないか?」
「珍しいな? 今まで誰かに代わってもらうなんてしなかったのに」
「……頼めない?」
「いいよ。その代わり、今度桃華ちゃん紹介しろよ」
それはちょっと――。
「悪い、それは無理……」
「おまえってなんでそんなにガード固いのよ。妹のことといい、妹の友達といい」
「いや、妹はただかわいいから悪い虫をつけたくないだけ……」
「ひでぇ言われよう……」
げんなりとした顔をしたが、環はすぐに悪魔のような笑みを浮かべる。