光のもとでⅠ
秋斗さんがプレゼントを誰かほかの人に託したとしたら……というのは、言葉にはしなかったけれど、秋斗さんがいなくなったら、っていうのとそう変わらない。
最初は何でもないように答えていたけれど、設定を変えて自分と同じ状況に置き換えて話をしたら表情が凍りついた。
「帰ってきても、翠葉は薬の効力ですぐに寝ることになると思う。その間、俺はちょっと大学に行って資料を集めてくるから、その間だけでも翠葉についていてもらえないか? 仕事はしていてかまわないから」
そういうと、自分の部屋を提供すると言い出した。
リィはベッドに寝かせておけばいいだけだと。
「戻ってきたら俺が見るから」
「あんちゃん、あのさ――今日は、今日は俺がリィについてる。ついていたい。ダメ、かな……」
「え……あ、いや、全然ダメじゃないし、そのほうが翠葉も安心できると思う。でも、おまえ仕事……」
やばい、そうだった……。
仕事は溜まりに溜まってる。
最初は何でもないように答えていたけれど、設定を変えて自分と同じ状況に置き換えて話をしたら表情が凍りついた。
「帰ってきても、翠葉は薬の効力ですぐに寝ることになると思う。その間、俺はちょっと大学に行って資料を集めてくるから、その間だけでも翠葉についていてもらえないか? 仕事はしていてかまわないから」
そういうと、自分の部屋を提供すると言い出した。
リィはベッドに寝かせておけばいいだけだと。
「戻ってきたら俺が見るから」
「あんちゃん、あのさ――今日は、今日は俺がリィについてる。ついていたい。ダメ、かな……」
「え……あ、いや、全然ダメじゃないし、そのほうが翠葉も安心できると思う。でも、おまえ仕事……」
やばい、そうだった……。
仕事は溜まりに溜まってる。