光のもとでⅠ
私の前に置かれているトレイを蒼兄が下げてくれると、玄関でインターホンが鳴った。
「誰かしら?」
お母さんがそれに出ると、
「あらっ、大丈夫なのっ!?」
なんて声が玄関から聞こえてくる。
「それにしても珍しい組み合わせね」
誰が来たのかな、とドアに目を向けていると、お父さんが立ち上がりリビングへと出ていった。
「静? それと湊先生と栞ちゃん」
お父さんの言葉に聞き間違いではないだろうか、と自分の耳を疑う。
少しすると、薄紫のワンピースを着た栞さんが私の部屋へと入ってきた。
ただただびっくりするだけで私は言葉を発せない。
栞さんは近くまでくると、「翠葉ちゃん、久しぶり」とぎゅっと抱きしめてくれた。
「しばらくお休みいただいててごめんね」
少し前とは明らかに体格が違う。
小柄ではあったけれど、こんなに華奢ではなく、もっと女性らしい身体のラインを持った人だった。
「誰かしら?」
お母さんがそれに出ると、
「あらっ、大丈夫なのっ!?」
なんて声が玄関から聞こえてくる。
「それにしても珍しい組み合わせね」
誰が来たのかな、とドアに目を向けていると、お父さんが立ち上がりリビングへと出ていった。
「静? それと湊先生と栞ちゃん」
お父さんの言葉に聞き間違いではないだろうか、と自分の耳を疑う。
少しすると、薄紫のワンピースを着た栞さんが私の部屋へと入ってきた。
ただただびっくりするだけで私は言葉を発せない。
栞さんは近くまでくると、「翠葉ちゃん、久しぶり」とぎゅっと抱きしめてくれた。
「しばらくお休みいただいててごめんね」
少し前とは明らかに体格が違う。
小柄ではあったけれど、こんなに華奢ではなく、もっと女性らしい身体のラインを持った人だった。