光のもとでⅠ
「私、本当に手のかかる妹だよ……?」
 嬉しくて、かな……。
 よくわからないけど涙が出てきて泣き笑い。
「わかってるってば。それにね、嘘八百は俺の十八番。任せなさいって」
「……それはどうかと思うぞ」
「……それはどうかと思うの」
「くっ、あははっ! ふたりともタイミングと言葉とテンポが一緒!」
 三人で笑っているとお母さんが入ってきて、
「ご飯冷めちゃうわよっ!?」
 と、少し怒られた。
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