光のもとでⅠ
今日は生憎の雨模様。
痛みが出やすい日だ。
それでも一時までは、と思う。
お風呂に入り好きな音楽を聴いていると、心なしかリラックスできた気がする。
身体が温まると少し筋肉の硬直がほぐれる気がして、湯船の中で無意識に身体中をマッサージしていた。
お風呂から上がると朝食の用意が整っており、蒼兄は大学へ行く時間になっていた。
「翠葉、無理するなよ」
「うん」
蒼兄はそのあとすぐ家を出た。
髪の毛を拭きながらリビングのラグに腰を下ろすと、
「髪の毛はちゃんと乾かさないと風邪ひくわよ」
お母さんの言葉に、ご飯を先にするか髪の毛を乾かすか悩んでいると、ドライヤーを持った唯兄が現れた。
「俺が乾かすからリィは先にご飯食べちゃいな」
言ってすぐ、頭の後ろでゴォォォォとドライヤーの音が鳴り出した。
サラダとスープ。これなら食べられそう。
痛みが出やすい日だ。
それでも一時までは、と思う。
お風呂に入り好きな音楽を聴いていると、心なしかリラックスできた気がする。
身体が温まると少し筋肉の硬直がほぐれる気がして、湯船の中で無意識に身体中をマッサージしていた。
お風呂から上がると朝食の用意が整っており、蒼兄は大学へ行く時間になっていた。
「翠葉、無理するなよ」
「うん」
蒼兄はそのあとすぐ家を出た。
髪の毛を拭きながらリビングのラグに腰を下ろすと、
「髪の毛はちゃんと乾かさないと風邪ひくわよ」
お母さんの言葉に、ご飯を先にするか髪の毛を乾かすか悩んでいると、ドライヤーを持った唯兄が現れた。
「俺が乾かすからリィは先にご飯食べちゃいな」
言ってすぐ、頭の後ろでゴォォォォとドライヤーの音が鳴り出した。
サラダとスープ。これなら食べられそう。