光のもとでⅠ
「……翠葉、残酷なことをそんな顔をして言うな」
蒼兄がひどくイラついているのがわかる。
そうだよね……。
今も私の顔はきっと穏やかに笑っている。
この表情が保てるうちはいいけど……。
ねぇ、蒼兄。残酷なことを凄惨な表情で言うよりもいいでしょう?
「……それでも、だよ。それが私の願い」
言いながら蒼兄の目を見ると、蒼兄は目を見開いてから乱雑な動作で部屋を出ていった。
「リィ、やりすぎ……」
唯兄がベッドの脇に腰掛けた。
「唯兄も……天蓋の外に出てもらえる?」
唯兄は無言で動きもしなかった。
「……休みたいの。だから、部屋にいるのはいいけど天蓋の外にして」
そう言って身体を横にして壁側を向いた。
ごめんね、蒼兄。唯兄……。
でも、今は側にいてほしくないの。
大好きだから、お願い……。
蒼兄がひどくイラついているのがわかる。
そうだよね……。
今も私の顔はきっと穏やかに笑っている。
この表情が保てるうちはいいけど……。
ねぇ、蒼兄。残酷なことを凄惨な表情で言うよりもいいでしょう?
「……それでも、だよ。それが私の願い」
言いながら蒼兄の目を見ると、蒼兄は目を見開いてから乱雑な動作で部屋を出ていった。
「リィ、やりすぎ……」
唯兄がベッドの脇に腰掛けた。
「唯兄も……天蓋の外に出てもらえる?」
唯兄は無言で動きもしなかった。
「……休みたいの。だから、部屋にいるのはいいけど天蓋の外にして」
そう言って身体を横にして壁側を向いた。
ごめんね、蒼兄。唯兄……。
でも、今は側にいてほしくないの。
大好きだから、お願い……。