光のもとでⅠ
第08章 Side Story
07 Side Tsukasa 01話
「なんで明日が数学なんだあああっっっ」
目の前で悶えているのは海斗。
「往生際が悪い。次のプリント、全問正解じゃなかったら夕飯はないと思え」
海斗はグチグチ言っていた口を貝のように閉じ、いそいそと問題を解き始めた。
時計を見れば一時を回ったところ。
翠は起きただろうか……。
携帯を手に取りコールすると、
『もしもし……?』
少し頼りない声が聞こえてくる。
「具合は? っていうか、昼は食べられたのか?」
『はい、今食べ終わりました。痛みは少しだけ……』
「今からマッサージしに下りるから」
『っ!? でもっ、先輩勉強はっ!?』
「一時間くらい問題ない。じゃ」
目の前で悶えているのは海斗。
「往生際が悪い。次のプリント、全問正解じゃなかったら夕飯はないと思え」
海斗はグチグチ言っていた口を貝のように閉じ、いそいそと問題を解き始めた。
時計を見れば一時を回ったところ。
翠は起きただろうか……。
携帯を手に取りコールすると、
『もしもし……?』
少し頼りない声が聞こえてくる。
「具合は? っていうか、昼は食べられたのか?」
『はい、今食べ終わりました。痛みは少しだけ……』
「今からマッサージしに下りるから」
『っ!? でもっ、先輩勉強はっ!?』
「一時間くらい問題ない。じゃ」