光のもとでⅠ
07 Side Soju 01話
翠葉がお風呂に入ってしばらくすると、インターホンが鳴った。
ドアの外には葵が箱を持って立っており、
「秋斗先輩から若槻様宛てです」
荷物を受け取ったあと、今度環と三人で飲みに行こうなんて話をしてドアを閉めた。
振り返ると、廊下で不思議そうな顔をして唯が箱を見ていた。
「秋斗さんから小包って何……。超怖いんだけど……」
身を引き気味に、唯がまじまじと箱を凝視している。
「珍しいことなのか?」
「珍しいどころじゃないよっ! だってあの人、基本はメールか電話一本で一方的によろしく! って物投げてよこして以上終了だもんっ」
なんとも先輩らしい……。
「とりあえずは開けてみたら?」
「あんちゃん、怖いから一緒にいてっ」
唯は自分の部屋ではなく俺の部屋へ向かって歩きだした。
ドアの外には葵が箱を持って立っており、
「秋斗先輩から若槻様宛てです」
荷物を受け取ったあと、今度環と三人で飲みに行こうなんて話をしてドアを閉めた。
振り返ると、廊下で不思議そうな顔をして唯が箱を見ていた。
「秋斗さんから小包って何……。超怖いんだけど……」
身を引き気味に、唯がまじまじと箱を凝視している。
「珍しいことなのか?」
「珍しいどころじゃないよっ! だってあの人、基本はメールか電話一本で一方的によろしく! って物投げてよこして以上終了だもんっ」
なんとも先輩らしい……。
「とりあえずは開けてみたら?」
「あんちゃん、怖いから一緒にいてっ」
唯は自分の部屋ではなく俺の部屋へ向かって歩きだした。