光のもとでⅠ
12~13 Side Akito 01話
久しぶりに彼女を目の前にすると、嬉しさと緊張が半分半分だった。
彼女は両手でぎゅっと小型のハープを握りしめ、身体で緊張を表していた。
「あのね、これ以上は近づかないから、そこまで緊張しないでもらえると嬉しい」
彼女との距離は二メートルちょっと。
距離は十分取ってるつもりだ。
彼女は首を縦に振るけど、やっぱり緊張は解けないようだった。
「……蒼樹に入ってもらう? 俺はそれでもかまわないよ」
困惑、かな……。
「ちょっと待ってね」
ドアを開け、
「蒼樹、悪い。ちょっと来てもらえる?」
リビングにいた蒼樹がすぐに来てくれた。
彼女は両手でぎゅっと小型のハープを握りしめ、身体で緊張を表していた。
「あのね、これ以上は近づかないから、そこまで緊張しないでもらえると嬉しい」
彼女との距離は二メートルちょっと。
距離は十分取ってるつもりだ。
彼女は首を縦に振るけど、やっぱり緊張は解けないようだった。
「……蒼樹に入ってもらう? 俺はそれでもかまわないよ」
困惑、かな……。
「ちょっと待ってね」
ドアを開け、
「蒼樹、悪い。ちょっと来てもらえる?」
リビングにいた蒼樹がすぐに来てくれた。