光のもとでⅠ
「あぁ、翠葉の調子が良くなくてね。連日病院に運び込まれてる状態なんだ」
「翠葉ちゃんがっ!? でも、碧さん、そんな話全然しなかったし現場ではいつもと変わらずで……」
「んー……そういう人だよね」
そうとしか答えられない。
仕事は仕事――碧はプライドを持って仕事をしているし、責任感だって十二分に持ち合わせている。
それでも、母親、なんだよなぁ……。
「少し休ませたら一度幸倉に戻そうと思う。その間、りっちゃんに碧の代わり頼めるかな? たぶん、そうできるくらいには手抜かりなく仕事を済ませてるあるはずなんだ」
「……そんなの、もっと早くに言ってもらえれば」
「碧もさ、色々考えるところがあったんだと思う」
「……零樹さんはやけに冷静すぎます」
むぅ、っとした顔で睨まれた。
年にそぐわない仕草でも、りっちゃんがやるとかわいく見える。
「翠葉ちゃんがっ!? でも、碧さん、そんな話全然しなかったし現場ではいつもと変わらずで……」
「んー……そういう人だよね」
そうとしか答えられない。
仕事は仕事――碧はプライドを持って仕事をしているし、責任感だって十二分に持ち合わせている。
それでも、母親、なんだよなぁ……。
「少し休ませたら一度幸倉に戻そうと思う。その間、りっちゃんに碧の代わり頼めるかな? たぶん、そうできるくらいには手抜かりなく仕事を済ませてるあるはずなんだ」
「……そんなの、もっと早くに言ってもらえれば」
「碧もさ、色々考えるところがあったんだと思う」
「……零樹さんはやけに冷静すぎます」
むぅ、っとした顔で睨まれた。
年にそぐわない仕草でも、りっちゃんがやるとかわいく見える。