光のもとでⅠ
「食事もまともにできてないから体重も落ちているし、常に脱水症状の状態。それでも、頑なに入院を拒んでる」
秋兄は簡潔にそれだけを述べた。
「……それで、なんで俺なわけ?」
納得がいかない。
「……誰も入れないんだ。部屋の中にも彼女の心にも」
「……は?」
「満面の笑みで拒絶される。拒絶……というか、除外、かな。すべての人を遠ざける」
「……部屋に篭ってるの?」
「そう。……あんなのは本来の彼女じゃない」
「……海斗や簾条は?」
「……ふたりに見せられる状態じゃない」
「で、なんで俺?」
これだけだめな人間を並べ立てられ、なんで自分が呼ばれるのかがわからない。
秋兄は簡潔にそれだけを述べた。
「……それで、なんで俺なわけ?」
納得がいかない。
「……誰も入れないんだ。部屋の中にも彼女の心にも」
「……は?」
「満面の笑みで拒絶される。拒絶……というか、除外、かな。すべての人を遠ざける」
「……部屋に篭ってるの?」
「そう。……あんなのは本来の彼女じゃない」
「……海斗や簾条は?」
「……ふたりに見せられる状態じゃない」
「で、なんで俺?」
これだけだめな人間を並べ立てられ、なんで自分が呼ばれるのかがわからない。