光のもとでⅠ
02
「んじゃ、診察とまいりましょうか」
「え?」
「しーんーさーつ。俺、医者。翠葉ちゃん、患者。OK?」
「……はぁ」
主治医とはわかっているものの、どうもお医者様には見えなくて、一瞬何を言われたのかがわからなかった。
「手当たりしだい、身体に触っていく。痛いと思ったら言えよ?」
「はい」
頭から爪先まで、くまなく身体に触れられた。
カルテには人間型の判が押されてあり、そこに事細かにチェックを入れていく。
そこにPHSが鳴った。
「はい、神崎。――あー、持ってきてください」
会話は以上。元通り、白衣のポケットにPHSをおさめる。
「今からひとつ検査をする」
「……何をするんですか?」
それは痛い……?
「え?」
「しーんーさーつ。俺、医者。翠葉ちゃん、患者。OK?」
「……はぁ」
主治医とはわかっているものの、どうもお医者様には見えなくて、一瞬何を言われたのかがわからなかった。
「手当たりしだい、身体に触っていく。痛いと思ったら言えよ?」
「はい」
頭から爪先まで、くまなく身体に触れられた。
カルテには人間型の判が押されてあり、そこに事細かにチェックを入れていく。
そこにPHSが鳴った。
「はい、神崎。――あー、持ってきてください」
会話は以上。元通り、白衣のポケットにPHSをおさめる。
「今からひとつ検査をする」
「……何をするんですか?」
それは痛い……?