光のもとでⅠ
「二日も続けて熟睡できたなんて……」
そのことに少し驚いていた。
「ちゃんと眠れると頭がスッキリするのね」
そんな感覚を得つつ、今が何時かを考える。
たぶん自然と目を覚ます時間はだいたい六時前後。
けれども、しばらくしても検温に人が来ることはなかった。
部屋のカーテンを開けようと思い身体を起こすと、軽い眩暈に襲われた。
「それでも全然楽……」
身体もところどころ痛いものの、動けないほどでも泣くほどでもない。
歩くこともそれほど苦痛ではなかった。
カーテンを開けても真南を向いているこの部屋には朝陽が見えない。
もう少しすれば太陽がこちら側へと回ってくるのだろう。
ベッドに戻り、遠くに見える駅ビルやデパートを眺める。
そのことに少し驚いていた。
「ちゃんと眠れると頭がスッキリするのね」
そんな感覚を得つつ、今が何時かを考える。
たぶん自然と目を覚ます時間はだいたい六時前後。
けれども、しばらくしても検温に人が来ることはなかった。
部屋のカーテンを開けようと思い身体を起こすと、軽い眩暈に襲われた。
「それでも全然楽……」
身体もところどころ痛いものの、動けないほどでも泣くほどでもない。
歩くこともそれほど苦痛ではなかった。
カーテンを開けても真南を向いているこの部屋には朝陽が見えない。
もう少しすれば太陽がこちら側へと回ってくるのだろう。
ベッドに戻り、遠くに見える駅ビルやデパートを眺める。