光のもとでⅠ
「司先輩は――」
なんだろう……。
「同い年で先輩で……生徒会のメンバーで――最近は先輩以上友達未満な感じ。格好良くて怖いけど、厳しいけど優しくて、頼りになる人……」
自分で言っていて思う。どうにもまとまりのない文章だと。
「ま、そういうことにしておきましょ」
藤原さんはクスクスと笑った。
ご飯が食べ終わったとき、今日が何日かを訊くと、天候とセットで教えてくれた。
七月二十八日水曜日、晴れのち曇り――。
そうだった。もう梅雨は明けていたのだ。
今年の梅雨明けは二十一日の予報だった。
いったいどれほど前に見た予報かは忘れてしまったけれど。
でも、私の痛みは終わらなかったのね……。
なんだろう……。
「同い年で先輩で……生徒会のメンバーで――最近は先輩以上友達未満な感じ。格好良くて怖いけど、厳しいけど優しくて、頼りになる人……」
自分で言っていて思う。どうにもまとまりのない文章だと。
「ま、そういうことにしておきましょ」
藤原さんはクスクスと笑った。
ご飯が食べ終わったとき、今日が何日かを訊くと、天候とセットで教えてくれた。
七月二十八日水曜日、晴れのち曇り――。
そうだった。もう梅雨は明けていたのだ。
今年の梅雨明けは二十一日の予報だった。
いったいどれほど前に見た予報かは忘れてしまったけれど。
でも、私の痛みは終わらなかったのね……。