光のもとでⅠ
「夜なら屋上に行けばいいだろ? あそこなら翠が好きな花も植わってるし、今日の天気なら星だって問題なく見える。この間教えた星座の話でもすれば?」
「あ、それなら大丈夫そう……」
「おまえ、翠葉ちゃんの扱い方うまいね?」
昇さんが真面目な顔をして言うから、なんだか妙な気分だ。
まるで、自分が取扱説明書がないと扱えないものか何かみたい。
「翠は観察し甲斐がありますよ」
先輩はしれっと答える。
……正面から見ても格好いいけど、横から見ると顎のラインがきれいで、格好いいよりもきれい。
そんなことを思っていると、
「じゃ、俺部活に戻るから」
と、席を立った。
「あ、それなら大丈夫そう……」
「おまえ、翠葉ちゃんの扱い方うまいね?」
昇さんが真面目な顔をして言うから、なんだか妙な気分だ。
まるで、自分が取扱説明書がないと扱えないものか何かみたい。
「翠は観察し甲斐がありますよ」
先輩はしれっと答える。
……正面から見ても格好いいけど、横から見ると顎のラインがきれいで、格好いいよりもきれい。
そんなことを思っていると、
「じゃ、俺部活に戻るから」
と、席を立った。