光のもとでⅠ
私のご飯は重湯が五分粥になる等の変化をしている。
おかずとなるものはまだ変化がない。
スチームをかけてあるものが炒めてあるくらいで、味付けは自分で振りかける岩塩のみ。
でも、それで十分だった。
楓先生のご飯はサンドイッチ。
「……それで足りるんですか?」
「軽食って感じかな?」
私からしてみたら、匂いのきついものを同じ部屋で食べることにならなくて良かった、と思ってしまうけど――あれ……?
「……先生、それをオーダーしたのって藤原さんですよね?」
「そうだけど?」
楓先生はなんでもないふうに返事をしてくれたけど、
「ごめんなさい……」
「……ばれちゃったか」
先生は困ったふうに笑った。
おかずとなるものはまだ変化がない。
スチームをかけてあるものが炒めてあるくらいで、味付けは自分で振りかける岩塩のみ。
でも、それで十分だった。
楓先生のご飯はサンドイッチ。
「……それで足りるんですか?」
「軽食って感じかな?」
私からしてみたら、匂いのきついものを同じ部屋で食べることにならなくて良かった、と思ってしまうけど――あれ……?
「……先生、それをオーダーしたのって藤原さんですよね?」
「そうだけど?」
楓先生はなんでもないふうに返事をしてくれたけど、
「ごめんなさい……」
「……ばれちゃったか」
先生は困ったふうに笑った。