光のもとでⅠ
「そのとき、どのくらいの痛みが自分にあるのかがわからないから……怖いの」
電話なんて言ってられないような状態だったらどうしよう。
そう思うと、約束が守れない気がしてきてしまうのだ。
「事前に司に話しておきな。あいつは自分で報告したいだけだろうから。それまでは俺たちも結果は調べないでおくし」
蒼兄に言われて、それでいいのかな、って少しだけ思えた。
あとでツカサに電話しよう……。
気を取り直してご飯を食べる。
いつもは藤原さんが一緒にいてくれるけど、今日はお母さんと蒼兄。
おうちにいる気分にはなれないけれど、なんだか雰囲気が和やかで、それが嬉しかった。
七時になると面会時間の終わりを告げるアナウンスが流れた。
「じゃ、帰るけど、また明日来るわね」
お母さんに言われて、またドキリとする。
電話なんて言ってられないような状態だったらどうしよう。
そう思うと、約束が守れない気がしてきてしまうのだ。
「事前に司に話しておきな。あいつは自分で報告したいだけだろうから。それまでは俺たちも結果は調べないでおくし」
蒼兄に言われて、それでいいのかな、って少しだけ思えた。
あとでツカサに電話しよう……。
気を取り直してご飯を食べる。
いつもは藤原さんが一緒にいてくれるけど、今日はお母さんと蒼兄。
おうちにいる気分にはなれないけれど、なんだか雰囲気が和やかで、それが嬉しかった。
七時になると面会時間の終わりを告げるアナウンスが流れた。
「じゃ、帰るけど、また明日来るわね」
お母さんに言われて、またドキリとする。