光のもとでⅠ
「ちゃんと……ちゃんと会って謝りたくて……」
『そう、いいよ』
やっぱりいつもと声が違うと感じる。
『謝りたいってことはさ、俺に悪いことをしたと思ってるんだよね?』
それはもちろん……。
「はい。すごく、ひどいことをして傷つけてしまったと思っています……」
『…………』
沈黙の時間が怖かった。
たったの数秒だったのか、それとももう少し時間が空いたのかすらわからないほどに。
『許さない……』
電話に出た声を聞いたときから、そんな気はしていた。
『俺を傷つけたと思うなら、その傷は翠葉ちゃんが癒して? ……今から病院へ行くから』
「……え? あのっ」
私の声が届く前に、携帯は切れてしまった。
『そう、いいよ』
やっぱりいつもと声が違うと感じる。
『謝りたいってことはさ、俺に悪いことをしたと思ってるんだよね?』
それはもちろん……。
「はい。すごく、ひどいことをして傷つけてしまったと思っています……」
『…………』
沈黙の時間が怖かった。
たったの数秒だったのか、それとももう少し時間が空いたのかすらわからないほどに。
『許さない……』
電話に出た声を聞いたときから、そんな気はしていた。
『俺を傷つけたと思うなら、その傷は翠葉ちゃんが癒して? ……今から病院へ行くから』
「……え? あのっ」
私の声が届く前に、携帯は切れてしまった。