光のもとでⅠ
本当に、いつもこんな感じだったのだろうか……。
首を捻らずにはいられない。
でも――今日は見られなかったけど、いつかツカサが笑った顔を見ることができたら嬉しいと思う。
ツカサが帰ると、蒼兄がベッド脇に来た。
「翠葉、明日の午前なら大丈夫そうか?」
「え……何が?」
「あ、そうか……。記憶を無くす前、翠葉が桃華たちにも会いたいって言ったんだ。本当は今日来てもらう予定だったんだけど、今日はバタバタしちゃったから……」
そんな話をした記憶があるようなないような……。
「明日の午前なら大丈夫だと思う」
うん、まだ痛みもさほど気にならない。
きっと大丈夫。
首を捻らずにはいられない。
でも――今日は見られなかったけど、いつかツカサが笑った顔を見ることができたら嬉しいと思う。
ツカサが帰ると、蒼兄がベッド脇に来た。
「翠葉、明日の午前なら大丈夫そうか?」
「え……何が?」
「あ、そうか……。記憶を無くす前、翠葉が桃華たちにも会いたいって言ったんだ。本当は今日来てもらう予定だったんだけど、今日はバタバタしちゃったから……」
そんな話をした記憶があるようなないような……。
「明日の午前なら大丈夫だと思う」
うん、まだ痛みもさほど気にならない。
きっと大丈夫。