光のもとでⅠ
「じゃ、明日の午前に来てもらえるように連絡入れてくる」
「でも、面会時間じゃないよ?」
「この階はほかに患者がいないからって、湊さんと藤原先生から許可はもらってる」
そうなのね……。
蒼兄が病室を出ると、唯兄とお母さんがベッド脇にやってきた。
「はい、お茶」
唯兄に差し出されたカップを受け取る。
「……これは覚えているのにな」
このやたらめったらカラフルなマグカップにカトラリーは湊先生が買ってきてくれたもの。
「そういえば唯兄、カイバって知ってる?」
さっきツカサが言っていた言葉を思い出した。
「あぁ、海に馬って書いてカイバだろ?主に脳の中で記憶を司る部分っていわれてる。うーん……そうだな、図書館の受付みたいなところだよ」
そうなんだ……。
「でも、面会時間じゃないよ?」
「この階はほかに患者がいないからって、湊さんと藤原先生から許可はもらってる」
そうなのね……。
蒼兄が病室を出ると、唯兄とお母さんがベッド脇にやってきた。
「はい、お茶」
唯兄に差し出されたカップを受け取る。
「……これは覚えているのにな」
このやたらめったらカラフルなマグカップにカトラリーは湊先生が買ってきてくれたもの。
「そういえば唯兄、カイバって知ってる?」
さっきツカサが言っていた言葉を思い出した。
「あぁ、海に馬って書いてカイバだろ?主に脳の中で記憶を司る部分っていわれてる。うーん……そうだな、図書館の受付みたいなところだよ」
そうなんだ……。