光のもとでⅠ
ルームウェアではなく普通の洋服。
前開きのブルーグレーのチュニックと、薄紫色のレギンス。
今日は午前中にお客様いっぱい。
宮川さんのあとには桃華さんと佐野くんが来てくれる。
だから、余計に洋服を着ていられることが嬉しかった。
お母さんに手伝ってもらって着替え終わると、ナースコールが鳴った。
『御園生さん、美容師さんがいらしたけれどお通しして大丈夫かしら?』
「はい、大丈夫です」
答えてすぐ、病室をノックする音が聞こえた。
お母さんがドアを開けに行くと、宮川さんともうひとり、女の人が入ってくる。
「久しぶりだね」
宮川さんがにこりと笑う。
「はい、お久しぶりです。こんなところにまで出張してもらってすみません」
「気にしないで。その分お代はいただいているから」
「翠葉ちゃん、おはよう! 今日アシスタントさせてもらう小宮(こみや)タマキです」
すごく元気なアシスタントさんだった。
前開きのブルーグレーのチュニックと、薄紫色のレギンス。
今日は午前中にお客様いっぱい。
宮川さんのあとには桃華さんと佐野くんが来てくれる。
だから、余計に洋服を着ていられることが嬉しかった。
お母さんに手伝ってもらって着替え終わると、ナースコールが鳴った。
『御園生さん、美容師さんがいらしたけれどお通しして大丈夫かしら?』
「はい、大丈夫です」
答えてすぐ、病室をノックする音が聞こえた。
お母さんがドアを開けに行くと、宮川さんともうひとり、女の人が入ってくる。
「久しぶりだね」
宮川さんがにこりと笑う。
「はい、お久しぶりです。こんなところにまで出張してもらってすみません」
「気にしないで。その分お代はいただいているから」
「翠葉ちゃん、おはよう! 今日アシスタントさせてもらう小宮(こみや)タマキです」
すごく元気なアシスタントさんだった。