光のもとでⅠ
中学に上がる前から宮川さんに切ってもらっているけれど、今まで一度も失敗したと思ったことがないし、まとめづらいと思ったこともないのだ。
髪質をきちんと把握してくれているし、いつもホームケアのアドバイスもしてくれる。
だから、宮川さんが切ってくれるなら、きっとどんな髪型でも似合うと思える。
切っていくうちに、
「後ろも少し梳いて軽くしよう」
提案しながらサクサク切ってくれる。
その間、小宮さんはひたすらその作業を観察していた。
じっと見入るように、その技術ひとつひとつを見落とさないように。
小宮さんは宮川さんの外見も好きなのだろうけど、美容師としても尊敬しているんだろうな……。
髪の毛を切り終わり髪の毛を乾かす。
「こんな感じだけどどう?」
大き目の手鏡を渡されたけれど、残念ながそれを持つことはできず、お母さんが代わりに持ってくれた。
髪質をきちんと把握してくれているし、いつもホームケアのアドバイスもしてくれる。
だから、宮川さんが切ってくれるなら、きっとどんな髪型でも似合うと思える。
切っていくうちに、
「後ろも少し梳いて軽くしよう」
提案しながらサクサク切ってくれる。
その間、小宮さんはひたすらその作業を観察していた。
じっと見入るように、その技術ひとつひとつを見落とさないように。
小宮さんは宮川さんの外見も好きなのだろうけど、美容師としても尊敬しているんだろうな……。
髪の毛を切り終わり髪の毛を乾かす。
「こんな感じだけどどう?」
大き目の手鏡を渡されたけれど、残念ながそれを持つことはできず、お母さんが代わりに持ってくれた。