光のもとでⅠ
「……下校、かな?」
そんな印象の写真。
「これは誕生会前日なんだ」
「そう、この日に誕生会に参加できる人間の抽選会をしたの。翠葉には知られたくなかったから、藤宮司に連れ出してもらったのよ。確か、市街に行くって言ってた気がするわ」
思わず桃華さんの顔を見てしまう。
「どうかした?」
「……桃華さん、ツカサのこと、いつも藤宮司ってフルネームで呼んでるの?」
「っていうか、いつから呼び捨てにするようになったのっ!?」
「御園生、いつから先輩のこと呼び捨てするようになったのっ!?」
ふたりが食って掛かる勢いで迫ってくる。
「……あの、ツカサの話しだと一昨日友達になったみたいだったよ? それまでは先輩だったって……」
ツカサに教えてもらったとおりに答えると、ふたりは顔を見合わせた。
そんな印象の写真。
「これは誕生会前日なんだ」
「そう、この日に誕生会に参加できる人間の抽選会をしたの。翠葉には知られたくなかったから、藤宮司に連れ出してもらったのよ。確か、市街に行くって言ってた気がするわ」
思わず桃華さんの顔を見てしまう。
「どうかした?」
「……桃華さん、ツカサのこと、いつも藤宮司ってフルネームで呼んでるの?」
「っていうか、いつから呼び捨てにするようになったのっ!?」
「御園生、いつから先輩のこと呼び捨てするようになったのっ!?」
ふたりが食って掛かる勢いで迫ってくる。
「……あの、ツカサの話しだと一昨日友達になったみたいだったよ? それまでは先輩だったって……」
ツカサに教えてもらったとおりに答えると、ふたりは顔を見合わせた。