光のもとでⅠ
「じゃ、俺らは翠葉のご飯たべ終わったら行くか」
「蒼兄、私のことは気にせずお昼食べに行ってきて?」
「でも……」
「心配してくれなくても大丈夫」
だって、藤原さんがいてくれるもの。
部屋の隅に立っている藤原さんに視線を向けると、
「御園生さんには私がついていますので、どうぞご飯を食べていらっしゃってください」
と、藤原さんが言葉を添えてくれた。
「……それじゃ、お言葉に甘えて」
蒼兄がお母さんと桃華さんの背を押して病室を出て行った。
少ししてから桃華さんが小走りで戻ってきて、
「翠葉、そのアルバム、夏休み中借りていられるから持ってて? それから、CD聞きなさいよね!」
それだけを言って出ていった。
ポカン、と呆気に取られていると、
「さ、ご飯にしましょ」
と、藤原さんに器の蓋を開けられた。
「蒼兄、私のことは気にせずお昼食べに行ってきて?」
「でも……」
「心配してくれなくても大丈夫」
だって、藤原さんがいてくれるもの。
部屋の隅に立っている藤原さんに視線を向けると、
「御園生さんには私がついていますので、どうぞご飯を食べていらっしゃってください」
と、藤原さんが言葉を添えてくれた。
「……それじゃ、お言葉に甘えて」
蒼兄がお母さんと桃華さんの背を押して病室を出て行った。
少ししてから桃華さんが小走りで戻ってきて、
「翠葉、そのアルバム、夏休み中借りていられるから持ってて? それから、CD聞きなさいよね!」
それだけを言って出ていった。
ポカン、と呆気に取られていると、
「さ、ご飯にしましょ」
と、藤原さんに器の蓋を開けられた。