光のもとでⅠ
「あの、明後日からはインターハイなのでしょう?」
「そう」
「すごく疲れていたみたいだし、来てくれなくても良かったのに……」
「…………」
 うわ、無言……どうしようっ!?
「あっ、あのねっ!? 来てほしくないとかそういうことじゃなくて、電話もしようと思ったし、あっ、そう電話もあるしねっ?」
 慌てて口を開いたら、大きなため息をつかれた。
 恐る恐るツカサを見ると、
「信じられない……」
 ツカサの髪の合間から、メガネのその奥にある鋭い目が私を捉える。
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