光のもとでⅠ
「考えてもわからない……」
「何が?」
零したひとり言を拾われて我に返る。
誰かと顔を上げると、栞さんがスツールに腰掛けていた。
「相変わらず、考えごとしてるときって回りが見えてないのね」
「あ、えと、ごめんなさいっ」
「謝ることじゃないわ」
クスクスと笑って、タッパーを取り出した。
「桃のシャーベット。三時のおやつにどうかと思って」
テーブルに差し出されて思わず顔が綻ぶ。
「嬉しい……」
「食欲が落ちたら十時と三時のおやつを増やすのがいいのよ」
笑いながらスプーンを手渡された。
ベッドを起こしてテーブルに着くと、テーブルの端に置いてあったCDが目についた。
「何が?」
零したひとり言を拾われて我に返る。
誰かと顔を上げると、栞さんがスツールに腰掛けていた。
「相変わらず、考えごとしてるときって回りが見えてないのね」
「あ、えと、ごめんなさいっ」
「謝ることじゃないわ」
クスクスと笑って、タッパーを取り出した。
「桃のシャーベット。三時のおやつにどうかと思って」
テーブルに差し出されて思わず顔が綻ぶ。
「嬉しい……」
「食欲が落ちたら十時と三時のおやつを増やすのがいいのよ」
笑いながらスプーンを手渡された。
ベッドを起こしてテーブルに着くと、テーブルの端に置いてあったCDが目についた。