光のもとでⅠ
34
病室へ戻ると八時半を回ったところだった。
「蒼兄、遅くまでごめんね?」
「いいよ。今日は鎮痛剤打ったって聞いていたから心配してたんだけど、意外と元気そうで良かった」
言って目を細めて笑う。
「明日相馬先生が帰国するんだろ? 空港からその足で来るって聞いてる」
「うん……」
どんな治療が始まるのか、それは少し不安で怖いと思っている自分がいた。
でも、湊先生が痛くないと言っていたので、その言葉だけは信じたいと思っている。
ベッドの上に上がると、藤原さんが病室にやってきた。
「今日は早く休んだらどうかしら? 明日の治療は午後からになるから、午前にお風呂に入れるようなら入っちゃいましょう」
「はい」
薬を飲むと、蒼兄は藤原さんと一緒に病室を出た。
「蒼兄、遅くまでごめんね?」
「いいよ。今日は鎮痛剤打ったって聞いていたから心配してたんだけど、意外と元気そうで良かった」
言って目を細めて笑う。
「明日相馬先生が帰国するんだろ? 空港からその足で来るって聞いてる」
「うん……」
どんな治療が始まるのか、それは少し不安で怖いと思っている自分がいた。
でも、湊先生が痛くないと言っていたので、その言葉だけは信じたいと思っている。
ベッドの上に上がると、藤原さんが病室にやってきた。
「今日は早く休んだらどうかしら? 明日の治療は午後からになるから、午前にお風呂に入れるようなら入っちゃいましょう」
「はい」
薬を飲むと、蒼兄は藤原さんと一緒に病室を出た。