光のもとでⅠ
「良かった……って言っていいのかな」
少し困惑したように蒼樹が口にした。
蒼樹も、今回の仕事がどれほど大きなものかをよく知っているからだろう。
「私や翠葉の言葉に信用がなくても、零の言葉は信用度百パーセントよ」
「あのぉ……参考までにうかがってもよろしいでしょうか?」
助手席の唯くんがこちらを振り返る。
「碧さんとリィの信用度は何パーセントくらいなのかな、と」
「さぁ、本人たちにはわからないものよ? あとで零に訊いたらどうかしら?」
「因みに、俺の中では四十パーセントくらいかな」
蒼樹が口にすると、
「げっ、そんなに低いのっ!? ……これは気をつけて会話せねばなりませんな」
唯くんの言葉で車内の雰囲気が軽くなったように思えた。
きっと私と蒼樹だけではこうはいかなかっただろう。
そのあとも、会話の舵取りは唯くんが担ってくれ、車内の雰囲気は和やかなままだった。
少し困惑したように蒼樹が口にした。
蒼樹も、今回の仕事がどれほど大きなものかをよく知っているからだろう。
「私や翠葉の言葉に信用がなくても、零の言葉は信用度百パーセントよ」
「あのぉ……参考までにうかがってもよろしいでしょうか?」
助手席の唯くんがこちらを振り返る。
「碧さんとリィの信用度は何パーセントくらいなのかな、と」
「さぁ、本人たちにはわからないものよ? あとで零に訊いたらどうかしら?」
「因みに、俺の中では四十パーセントくらいかな」
蒼樹が口にすると、
「げっ、そんなに低いのっ!? ……これは気をつけて会話せねばなりませんな」
唯くんの言葉で車内の雰囲気が軽くなったように思えた。
きっと私と蒼樹だけではこうはいかなかっただろう。
そのあとも、会話の舵取りは唯くんが担ってくれ、車内の雰囲気は和やかなままだった。