光のもとでⅠ
「……翠、いくら機械音痴でもこれくらいはわかってろよ……。圏外じゃ携帯通じないから」
携帯の使い方以前に、使える場所かそうでないかくらいわかれよ……。
「それくらいはわかってますっ」
「じゃ、なんで携帯を耳に当ててたんだよ」
翠は罰の悪そうな顔をして、
「……録音してある声を聞いてたの」
「……ふーん。ま、そのくらいはいいんじゃない?」
どうせ、秋兄の声でも録音してあるんだろ。
それにしても理不尽だ。
「で、なんで俺がいたら泣くわけ?」
全然納得がいかない。
携帯の使い方以前に、使える場所かそうでないかくらいわかれよ……。
「それくらいはわかってますっ」
「じゃ、なんで携帯を耳に当ててたんだよ」
翠は罰の悪そうな顔をして、
「……録音してある声を聞いてたの」
「……ふーん。ま、そのくらいはいいんじゃない?」
どうせ、秋兄の声でも録音してあるんだろ。
それにしても理不尽だ。
「で、なんで俺がいたら泣くわけ?」
全然納得がいかない。