光のもとでⅠ
無言、か――。
さすがにこれは図々しかったか……。
「……司、くん?」
くっ……とことん素直なやつ。
そんな相手に俺は調子に乗る。
「敬称禁止」
「……ツカサ?」
翠葉は首を傾げて口にした。
「よくできました」
「ツカサ……」
「何?」
「……ツカサ」
「だから、何」
「……なんでもないです」
よくわからない言動。
呼んでは俺の顔を見て、また俺を呼ぶ。
でも、その間の表情の変化が著しくて、止めるに止められなかった。
徐々に表情が柔らかくなる――そんな気がしたから。
さすがにこれは図々しかったか……。
「……司、くん?」
くっ……とことん素直なやつ。
そんな相手に俺は調子に乗る。
「敬称禁止」
「……ツカサ?」
翠葉は首を傾げて口にした。
「よくできました」
「ツカサ……」
「何?」
「……ツカサ」
「だから、何」
「……なんでもないです」
よくわからない言動。
呼んでは俺の顔を見て、また俺を呼ぶ。
でも、その間の表情の変化が著しくて、止めるに止められなかった。
徐々に表情が柔らかくなる――そんな気がしたから。