光のもとでⅠ
夕方を少し回ると、
「零樹さん、夕飯です」
と、栞ちゃんから内線が入った。
「ありがとう、すぐに下りるよ」
ダイニングではみんなが揃っていた。
つまり、碧に蒼樹、唯くんに栞ちゃんだ。
栞ちゃんが食べやすいものを作ってくれているから、碧も経口摂取ができるようになっていたし、戻すこととお腹を壊すこともなくなった。
薬が効いているのかもしれない。
今、自分の斜め前に座るのは唯くん。
彼は翠葉が座る場所に座っている。
彼は自分たち家族が翠葉の話で行き詰まるときには、何かしら助け舟を出してくれていた。
「零樹さん、夕飯です」
と、栞ちゃんから内線が入った。
「ありがとう、すぐに下りるよ」
ダイニングではみんなが揃っていた。
つまり、碧に蒼樹、唯くんに栞ちゃんだ。
栞ちゃんが食べやすいものを作ってくれているから、碧も経口摂取ができるようになっていたし、戻すこととお腹を壊すこともなくなった。
薬が効いているのかもしれない。
今、自分の斜め前に座るのは唯くん。
彼は翠葉が座る場所に座っている。
彼は自分たち家族が翠葉の話で行き詰まるときには、何かしら助け舟を出してくれていた。