光のもとでⅠ
藤原さんがアイスノンを持って戻ってくると、
「藤原さん、ドジって言われた……」
「あら、何をやらかしたの?」
藤原さんは楽しそうに尋ねた。
「俺のメガネを外そうとしたらしく、俺に近寄る際に自分の服の裾を踏んで俺の上に降ってきました」
「あら、ドジね」
藤原さんは笑いながら病室を出ていった。
いっそう落ち込む翠が目の前にいて、やっぱり髪が短いと思った。
床に座っているにも関わらず、髪が床につかない。
それ以前に、もっと短くなっていた。
「髪……」
「え?」
「髪、切ったんだな。……座っても床につかなくなった」
「藤原さん、ドジって言われた……」
「あら、何をやらかしたの?」
藤原さんは楽しそうに尋ねた。
「俺のメガネを外そうとしたらしく、俺に近寄る際に自分の服の裾を踏んで俺の上に降ってきました」
「あら、ドジね」
藤原さんは笑いながら病室を出ていった。
いっそう落ち込む翠が目の前にいて、やっぱり髪が短いと思った。
床に座っているにも関わらず、髪が床につかない。
それ以前に、もっと短くなっていた。
「髪……」
「え?」
「髪、切ったんだな。……座っても床につかなくなった」