光のもとでⅠ
え……。
「ふたりが黙々と仕事してるところと、蔵元さんからのメッセージ付き」
「……お仕事?」
「そう、藤宮警備本社の一室。俺たちは開発に携わってるから、外で警備員とかわかりやすい仕事はしてないんだけどね」
でも、誰かが仕事をしているところなんて、そうそう見られるものではない。
「見たいっ」
「お、食いつきいいね!」
唯兄はすぐに動画を再生してくれた。
最初のうちは男の人ふたりが資料を手に、仕事の話をしているだけだった。
『おい、唯っ。遊んでないでいい加減手伝えっ』
蔵元さんがカメラを見た。
『ただいまリィへのお土産作成中につき、無理です』
なんともひどい受け答えだ。
仮にも蔵元さんは上司だろうに……。
「ふたりが黙々と仕事してるところと、蔵元さんからのメッセージ付き」
「……お仕事?」
「そう、藤宮警備本社の一室。俺たちは開発に携わってるから、外で警備員とかわかりやすい仕事はしてないんだけどね」
でも、誰かが仕事をしているところなんて、そうそう見られるものではない。
「見たいっ」
「お、食いつきいいね!」
唯兄はすぐに動画を再生してくれた。
最初のうちは男の人ふたりが資料を手に、仕事の話をしているだけだった。
『おい、唯っ。遊んでないでいい加減手伝えっ』
蔵元さんがカメラを見た。
『ただいまリィへのお土産作成中につき、無理です』
なんともひどい受け答えだ。
仮にも蔵元さんは上司だろうに……。