光のもとでⅠ
「ツカサ……こういう電話は迷惑かな」
『……別に』
別に、か……。
それはこれからもこういう電話をかけてもいいということになるのかな、ならないのかな。
『出たくなければ出なければいい問題だろ。……確かに、遠くにいる人間と話せるツールではあるけど、出る前には誰からかかってきてるのかがわかるんだ。その時点で選択する余地はある』
付け足すようにいわれたけれど、それは――。
「今、私が電話したときには、出るって選択してもらえたということ?」
『……じゃなかったら、この電話つながってないけど?』
ツカサらしい言い回しが、どうしてかものすごく嬉しかった。
「すごく嬉しい……ありがとう」
『……どういたしまして。礼を言われるほどのことでもないけど』
いつも憎まれ口みたいな言葉。
でも、話していて嫌とは思わない。
むしろ、小気味いいというか心地がいい。
『……別に』
別に、か……。
それはこれからもこういう電話をかけてもいいということになるのかな、ならないのかな。
『出たくなければ出なければいい問題だろ。……確かに、遠くにいる人間と話せるツールではあるけど、出る前には誰からかかってきてるのかがわかるんだ。その時点で選択する余地はある』
付け足すようにいわれたけれど、それは――。
「今、私が電話したときには、出るって選択してもらえたということ?」
『……じゃなかったら、この電話つながってないけど?』
ツカサらしい言い回しが、どうしてかものすごく嬉しかった。
「すごく嬉しい……ありがとう」
『……どういたしまして。礼を言われるほどのことでもないけど』
いつも憎まれ口みたいな言葉。
でも、話していて嫌とは思わない。
むしろ、小気味いいというか心地がいい。