光のもとでⅠ
まだまだツカサが何をどう考えているのかはわからない。
もっと知りたいのにな……。
電話じゃなくて、会って話して色んなことを聞いて、知りたい――。
無くした記憶も気になる。
でも、私は――。
その記憶以上にツカサのことが知りたい。
それはおかしいことなのかな。
携帯の時計は八時五十五分を表示していた。
「病室に戻らなくちゃ……」
病院にいると、どうしてもひとり言が増えるなぁ、と思いながら点滴スタンドをカラコロと押す。
もっと知りたいのにな……。
電話じゃなくて、会って話して色んなことを聞いて、知りたい――。
無くした記憶も気になる。
でも、私は――。
その記憶以上にツカサのことが知りたい。
それはおかしいことなのかな。
携帯の時計は八時五十五分を表示していた。
「病室に戻らなくちゃ……」
病院にいると、どうしてもひとり言が増えるなぁ、と思いながら点滴スタンドをカラコロと押す。