光のもとでⅠ
「なんでもないの」
徐々に視界が回復して、室内が思ったよりも明るすぎてびっくりした。
『翠のなんでもないとか大丈夫って言葉ほど当てにならないものはないって言わなかったか?』
言われたような言われてないような……。
『とりあえず、昨日は悪い。これからそっちに帰るから』
「猫さん見つかったって静さんから連絡あったの」
『それ、犬の間違いだから……』
えっ、犬?
『いや、深く考えなくていいけど』
珍しくツカサが言葉を濁した。
「ツカサ、疲れてると思うから、今日は来ないでね?」
なんとなく、来てしまう気がしたから……。
会いたいけど、ツカサが全然休んでいない気がしてそう言わずにはいられなかった。
首にぶら下がるとんぼ玉に左手で触れる。
徐々に視界が回復して、室内が思ったよりも明るすぎてびっくりした。
『翠のなんでもないとか大丈夫って言葉ほど当てにならないものはないって言わなかったか?』
言われたような言われてないような……。
『とりあえず、昨日は悪い。これからそっちに帰るから』
「猫さん見つかったって静さんから連絡あったの」
『それ、犬の間違いだから……』
えっ、犬?
『いや、深く考えなくていいけど』
珍しくツカサが言葉を濁した。
「ツカサ、疲れてると思うから、今日は来ないでね?」
なんとなく、来てしまう気がしたから……。
会いたいけど、ツカサが全然休んでいない気がしてそう言わずにはいられなかった。
首にぶら下がるとんぼ玉に左手で触れる。