光のもとでⅠ
13
昨日今日と六時になるとどこからともなく昇さんが現れ、相馬先生もふらりと病室に入ってくる。
そこへ栞さんが夕飯を運んでくると、四人での夕飯が始まる。
病院なのに、なんだか変な感じ。
体調はというと、ところどころ痛むものの、この程度の痛みで入院していていいのだろうか、と疑問に思うくらいだ。
ご飯もそこそこ食べられるようになってきているし、ベッドから下りて歩くこともできる。
入院する前とは何もかもが違う。
そんなことを思いながら歯磨きを済ませ、髪の毛を梳かしていた。
早くも寝る前の準備が整ってしまったものの、時刻はまだ七時半。
「もしかしたら来ないかもしれないし……」
頭にあるのはツカサのこと。
櫛をテーブルに置いて横になれば、手は自然と胸もとのとんぼ玉に伸びる。
そこへ栞さんが夕飯を運んでくると、四人での夕飯が始まる。
病院なのに、なんだか変な感じ。
体調はというと、ところどころ痛むものの、この程度の痛みで入院していていいのだろうか、と疑問に思うくらいだ。
ご飯もそこそこ食べられるようになってきているし、ベッドから下りて歩くこともできる。
入院する前とは何もかもが違う。
そんなことを思いながら歯磨きを済ませ、髪の毛を梳かしていた。
早くも寝る前の準備が整ってしまったものの、時刻はまだ七時半。
「もしかしたら来ないかもしれないし……」
頭にあるのはツカサのこと。
櫛をテーブルに置いて横になれば、手は自然と胸もとのとんぼ玉に伸びる。