光のもとでⅠ
とんぼ玉をそっと持ち上げては自分の視界に入れ、照明に透かしてみたり、ガラス独特のひんやり感を楽しんだり。
そうすることが早くも癖になっていた。
「寝るときくらい外せ。危ないだろ?」
「っ……!?」
声の発せられた方を見ると、ツカサが立っていた。
いつからっ!? いつからそこにいたのっ!?
じゃなくて――。
「おかえりなさいっ」
ツカサがゆっくりと歩き、ベッド脇にやってくる。
「ただいま」
昨日の今日で、ツカサの肌は真っ赤に変化していた。
まるで海へ行った人みたい。
「なんか……すごい日焼けしたね? 肌真っ赤」
「……数日後には落ち着く」
「ツカサも赤くなって痛いだけで焼けない人?」
「そう」
「じゃ、私と同じ!」
ツカサの表情がふっと緩む。
雰囲気が柔らかい……。
「ツカサ、いいことあった?」
「……いいことというよりは、最悪なことだらけの気がするけど?」
途端、眉間にしわが寄ってしまう。
そうすることが早くも癖になっていた。
「寝るときくらい外せ。危ないだろ?」
「っ……!?」
声の発せられた方を見ると、ツカサが立っていた。
いつからっ!? いつからそこにいたのっ!?
じゃなくて――。
「おかえりなさいっ」
ツカサがゆっくりと歩き、ベッド脇にやってくる。
「ただいま」
昨日の今日で、ツカサの肌は真っ赤に変化していた。
まるで海へ行った人みたい。
「なんか……すごい日焼けしたね? 肌真っ赤」
「……数日後には落ち着く」
「ツカサも赤くなって痛いだけで焼けない人?」
「そう」
「じゃ、私と同じ!」
ツカサの表情がふっと緩む。
雰囲気が柔らかい……。
「ツカサ、いいことあった?」
「……いいことというよりは、最悪なことだらけの気がするけど?」
途端、眉間にしわが寄ってしまう。