光のもとでⅠ

　お風呂から上がると、少し休憩をして鍼の治療を受けた。
　鍼の治療を受けると、まだ身体が疲れるような感覚があって、そのあとはうとうとしてしまう。
　お昼に起こされて昼食を食べると、病室で横になって音楽を聴いて過ごした。
　そこへ栞さんがやってきて、
「今、司くんから連絡があったわ。これから来るそうよ」
　栞さんはやっぱり浮かばない顔をしていた。
「栞さん、ツカサも一緒ですよね？」
「えぇ、一緒に来るって言っていたわ」
「……なら、大丈夫。ツカサが一緒なら大丈夫」
　栞さんの不安を少しでも払拭したくて笑顔を添えた。
　その三十分後、ツカサと一緒に楓先生のそっくりさんがやってきた。