光のもとでⅠ
「秋斗さん、私、秋斗さんに謝らなくちゃいけないようなことをしましたよね?」
「っ……!?」
秋斗さんも驚いた顔をしたけれど、目を伏せて壁に寄りかかっていたツカサも目を見開いた。
「あの、私……何か悪いことをしたんですよね?」
「……翠葉ちゃん、それ、どうして……?」
どうして……。
「夢を見ました。誰かに聞いたとかではなくて、夢なんです……。夢で、誰かに謝る夢を見ました。それが誰に向かってなのかがわからなかったんですけど、今、声を聞いて秋斗さんだってわかったから……」
秋斗さんは少し困った顔をした。
逆に、ツカサはあからさまに困惑している。
私は、訊いてはいけないことを訊いてしまったのだろうか……。
不安になり、胸もとにあるとんぼ玉に手が伸びる。
カクカクしてなくて、コロンとした丸いフォルムのとんぼ玉。
少しひんやりしていて、手に伝わるその感覚に緊張が和らぐ。
「っ……!?」
秋斗さんも驚いた顔をしたけれど、目を伏せて壁に寄りかかっていたツカサも目を見開いた。
「あの、私……何か悪いことをしたんですよね?」
「……翠葉ちゃん、それ、どうして……?」
どうして……。
「夢を見ました。誰かに聞いたとかではなくて、夢なんです……。夢で、誰かに謝る夢を見ました。それが誰に向かってなのかがわからなかったんですけど、今、声を聞いて秋斗さんだってわかったから……」
秋斗さんは少し困った顔をした。
逆に、ツカサはあからさまに困惑している。
私は、訊いてはいけないことを訊いてしまったのだろうか……。
不安になり、胸もとにあるとんぼ玉に手が伸びる。
カクカクしてなくて、コロンとした丸いフォルムのとんぼ玉。
少しひんやりしていて、手に伝わるその感覚に緊張が和らぐ。