光のもとでⅠ
「胃潰瘍で入院したのは翠葉ちゃんの頭痛のあった翌日。夜中に楓から電話があって、しばらく翠葉ちゃんに会うなって言われた。翌朝には少し胃がおかしいことには気づいていたけど、そのまま仕事をしてた。昼過ぎだったか、湊ちゃんから電話があって、楓の電話と同じように怒られた。そのあと、気づいたら病院にいた」
秋斗さんは一気に話しては口を閉ざす。
「翠の頭痛は身体中の筋肉が硬直して起るタイプの頭痛だった。その緊張の理由は秋兄が付けたキスマーク。……それを俺と海斗、御園生さんに見られたことだと思う」
ツカサの補足を聞きつつ、
「どうして楓先生……?」
いつもなら湊先生が処置してくれるのに。
秋斗さんは一気に話しては口を閉ざす。
「翠の頭痛は身体中の筋肉が硬直して起るタイプの頭痛だった。その緊張の理由は秋兄が付けたキスマーク。……それを俺と海斗、御園生さんに見られたことだと思う」
ツカサの補足を聞きつつ、
「どうして楓先生……?」
いつもなら湊先生が処置してくれるのに。