光のもとでⅠ
「相変わらず点滴をしているほうの手は冷たいね……」
秋斗さんが今にも泣きそうな顔をしていて、どうしていいのかわからなくなってツカサの顔を見てしまう。
ツカサはひとり冷静で、「話の続き」と先を促した。
この話は私ひとりのものじゃないんだ……。
私だけがつらい話じゃないことがひしひしと伝わってくる。
今、この部屋にはきっと誰も入ってこられない。
そのくらい硬質な空気に包まれていた。
秋斗さんが今にも泣きそうな顔をしていて、どうしていいのかわからなくなってツカサの顔を見てしまう。
ツカサはひとり冷静で、「話の続き」と先を促した。
この話は私ひとりのものじゃないんだ……。
私だけがつらい話じゃないことがひしひしと伝わってくる。
今、この部屋にはきっと誰も入ってこられない。
そのくらい硬質な空気に包まれていた。