光のもとでⅠ
メガネ越しなのに、その目は心臓を射抜くほどの威力があると思う。
「ツカサ、怖い……」
「……無愛想は生まれつき」
「……秋斗さん、愛想って生まれたときからのデフォルト仕様ですか?」
秋斗さんに訊くと、秋斗さんはおかしそうに吹きだした。
おかしいな……。
少し前まではとても重い空気だったのに、今、この空間はとても柔らかくてあたたかい。
ひとしきり笑い終えた秋斗さんがスツールを立ち、冷蔵庫へ向かう。
すると、ツカサもベッドから立ち上がっては私のカップを持って病室を出ていった。
すぐに戻ってきたツカサは空のカップををテーブルに乗せ、秋斗さんがジュースとミネラルウォーターを手に戻ってくると、秋斗さんがジュースのパックを開け、ツカサがミネラルウォーターのキャップを開いた。
そして今、ふたりに半々ずつ注がれたカップが目の前にある。
「ツカサ、怖い……」
「……無愛想は生まれつき」
「……秋斗さん、愛想って生まれたときからのデフォルト仕様ですか?」
秋斗さんに訊くと、秋斗さんはおかしそうに吹きだした。
おかしいな……。
少し前まではとても重い空気だったのに、今、この空間はとても柔らかくてあたたかい。
ひとしきり笑い終えた秋斗さんがスツールを立ち、冷蔵庫へ向かう。
すると、ツカサもベッドから立ち上がっては私のカップを持って病室を出ていった。
すぐに戻ってきたツカサは空のカップををテーブルに乗せ、秋斗さんがジュースとミネラルウォーターを手に戻ってくると、秋斗さんがジュースのパックを開け、ツカサがミネラルウォーターのキャップを開いた。
そして今、ふたりに半々ずつ注がれたカップが目の前にある。