光のもとでⅠ
「ツカサっっっ、ありがとうっっっ。側にいてくれてありがとうっっっ」
自分に出せる精一杯の声を発した。
目の前は真っ暗だ。
ツカサはもう、何枚もあるドアの向こう側かもしれない。
聞こえなかったかもしれない。
でも、伝えたかったよ。
ごめんなさいじゃなくて、ありがとう、って――。
自分に出せる精一杯の声を発した。
目の前は真っ暗だ。
ツカサはもう、何枚もあるドアの向こう側かもしれない。
聞こえなかったかもしれない。
でも、伝えたかったよ。
ごめんなさいじゃなくて、ありがとう、って――。