光のもとでⅠ
「ちょっと見たくなくて……」
きっと訊かれる。
「何かあったか?」って……。
「翠葉、まずはご飯にしよう」
蒼兄がベッドの左側にあるスツールに腰を下ろした。
「……訊かないの?」
蒼兄の顔を恐る恐る見上げる。と、
「訊いてほしいか?」
「……わからない」
ただ、訊かれる、と思っただけ。
「まずはご飯。相馬先生が直々に作ってくれてるんだ。出てきたらあたたかいうちに食べるのが礼儀」
「そうだね……」
きっと訊かれる。
「何かあったか?」って……。
「翠葉、まずはご飯にしよう」
蒼兄がベッドの左側にあるスツールに腰を下ろした。
「……訊かないの?」
蒼兄の顔を恐る恐る見上げる。と、
「訊いてほしいか?」
「……わからない」
ただ、訊かれる、と思っただけ。
「まずはご飯。相馬先生が直々に作ってくれてるんだ。出てきたらあたたかいうちに食べるのが礼儀」
「そうだね……」